施工方法

このページでは、基本的なイルミネーションの施工方法を述べたいと思います。
・ストリングス(ストレートタイプコード)
・電気工事(タイマー,漏電ブレーカー,配線)
・樹木への取り付け方(枝巻き,他)
・地面への施工(金具,ピッチ)

電源を取る

お近くのコンセントから電源をお取り下さい。
近くにない場合は、ホームセンター等で延長コードを購入し、イルミネーション設置場所まで引いて下さい。

電気配線にしても、延長コードにしても、その距離が長くなればなるほど「電圧降下」が起きやすくなりますので、ご注意下さい。
簡単に言えば、遠い所の光が暗くなったり、光らなかったりします。

また、容量にご注意下さい。
最近のイルミネーションライトはLED化しており、よほど「ブレーカーが落ちた」と言う事にはならないと思いますが、一つのコンセント(回路)から沢山のイルミネーションを光らせると容量がオーバーしてしまいます。
ちなみに弊社取り扱いのストリングス(ストレートタイプコード)は、10mにLEDが100球付いて、1本あたり3w/100vです。
ストリングス200本でもヘアドライヤー600wと同じくらいです。
ブレーカーのA(アンペア)数が15A(=1,500w)の場合、ストリングス500本(=50,000球)分となります。
ご使用になるコンセントが「他に何を使用しているか」の合計をご考慮下さい。

電気業者さんが施工する場合、なるべくイルミネーション専用に漏電ブレーカーを取り付けてもらう様にして下さい。
イルミネーションライトは微量に漏電している事があり、雨天時には漏電反応が強まります。

ご使用になるコンセントにタイマーがかかっていない場合、専用タイマーを取り付けてもらうのも良いでしょう。
電気業者さんが入らない場合、ホームセンター等で簡易的なタイマーを購入する事も出来ます。

下記ページでも少し触れています。
Illumi-Pro.Creation(イルミ・プロクリエーション) Q. タイマーをかけたいのですが、どんな方法がありますか?

タイマーがなくても手でコンセントの抜き差し、またスイッチの入り切りをすれば点灯~消灯は出来ますが、毎日の事となると面倒です。
タイマーを使用すれば、設定時刻に自動ON・OFFが出来ます。

電気配線をする

電源位置からイルミネーション設置場所まで駐車場だろうが通路だろうがお構いなく直線的に斜め横断していけば手っ取り早いのですが、なるべく配線は目立たなく隠していきたいものです。
距離を測り、充分な長さを余裕もって配線しましょう。

露出すると目立ってしまう箇所では、モールを使用するのも良いと思います。

パワーコードを取り付ける

イルミネーションライト設置場所の根元にパワーコードを置いて下さい。
※点滅の場合は、コントローラーとなります。
※商品によっては、整流器がないタイプもございます。

簡単に接続方法を言うと下記の様な形となります。
電源→パワーコード→1本目ストリングス→2本目ストリングス→エンドキャップ
詳しくは、下記ページをご参照下さい。
Illumi-Pro.Creation(イルミ・プロクリエーション) 接続方法

パワーコードの先に三又コードを差して、2~3方向へ分岐させる事も可能です。
Illumi-Pro.Creation(イルミ・プロクリエーション) Q. 3本の木にそれぞれストリングスを取り付けたいのですが、パワーコードを1つにする事は出来ますか?

電気配線とパワーコードを繋ぐには、丸型防水コンセントをご使用下さい。
Illumi-Pro.Creation(イルミ・プロクリエーション) Q. 電気工事(電源)は何が必要ですか?
電気業者さんによっては、コンセント部分を切り落とし、直結される場合もあります。

樹木やへ取り付ける

樹木や植栽への施工方法は、大きく分けて二つあります。
「枝巻き」と「ふわふわ乗せ」です。
※通称です。
 業者さんによって呼び名は異なります。
細かく言えば、もっとありますが…

樹木を見た時に「枝ぶりが目に入るのか」「葉っぱが多く見えるのか」によって、巻き方を考えます。
一生懸命枝に巻いても、葉っぱで隠れてしまってはせっかくのイルミネーションも光が見えず、暗くなってしまいます。
余裕があれば、枝にも巻いて、葉っぱにもふわふわ乗せればより明るくなります。

巻く際も細い枝ならシングル(直接的)で、太い幹や枝ならぐるぐる(らせん状)に巻くのが良いかも知れません。

コードの固定は、バインド線や針金、またはインシュロック(結束バンド)等で行います。
※あまりキツく縛ると、イルミネーションコード内の線が断線したり、圧迫されて電気が流れなくなる場合がありますので、ご注意下さい。
 また、春にも夏にもイルミネーションを取り外さずにいると、枝が成長して太くなっていきますので、同様の問題が生じます。
※縛り終えたバインド線等の先端は都度寝かせる様にして下さい。
 近付いた方の顔や服を引っ掻いたと言う事例もあります。

どの枝を光らせるか考える

多くの方が失敗されるのが「何本のイルミネーションコードを使うか」の割り出しです。
もちろん多いに越した事はありません。
但し、ご予算との兼ね合いになると思いますので、「適量」が望ましいわけです。

そこで考えたいのは「どの枝に巻くか」です。
優先順位は「太い」「目に入る」「上へ向いている」です。
太くても壁側になっているので、「敢えて巻かない」選択もありだと思います。
電気を付けながら巻いたり、光っている姿を想像しながら巻くのも楽しみですね。

シルエットの綺麗な枝巻きをするコツとしては、幹を登り、枝の先まで行き、幹へ戻る、次の枝まで幹を登り、枝の先まで行き、幹へ戻る…の繰り返しです。
「面倒だし、本数が足りないから」枝から枝へ渡る…と、枝ぶりのシルエットが出ず、蜘蛛の巣を張った様な形になってしまいます。
苦労した分、綺麗に光りますので、時間を掛けて細かく作業しましょう。

地面を光らせる

地面にイルミネーションライトを置く際は、なるべく少しでも浮かせる(地面との設置面積を減らす)様にして下さい。
雨で水たまりが出来てその中に浸かってしまうと、漏電する危険性があります。
全てを浮かせるには、棒や金具などをいくつも差し、それに縛っていったり、水はけの良い台座に乗せていく等の方法がありますが、なかなか大変です。
出来るだけで良いので、なるべく多く水に浸からせない様にして下さい。

コードとコード(ラインとライン)のピッチ(=間隔・距離)は、10cmに近付けば近付くほど光らせた時に球がびっしりとして見えます。
逆に言えば、ピッチが広くなるほど、光らせた時にスカスカに見えてしまいます。
Illumi-Pro.Creation(イルミ・プロクリエーション) Q. 壁(または地面)一面を光で埋め尽くす方法を教えて下さい。